実録!某部品メーカーの話『多額な接待費の実態!』中国流忖度の意味を追う‼

見聞・通説
スポンサーリンク
中国の宴会会場と大きな円卓
中国の接待は個室で円卓が基本形。大皿で皆んなで取分けて好きな料理を好きなだけ食べる。上記の回転テーブルは自動で回転する。

『越後屋!おぬしも悪よぉ~』と言う名台詞は皆さんご存じだろう。阿漕(あこぎ)な商売をする越後屋が悪代官とお酒を酌み交わすシーンである。ワイロを渡し、悪代官に大目に見てもらおうという、いわゆる忖度(そんたく)の意味も込めれらている。『忖度』という本来の意味は、『他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮する事』とある。特に悪い意味はない様に思うが、最近の日本での『忖度』の使われ方は、悪い意味に捉れていることが多いのが実情だろう。

中国での忖度とは、どういう意味だろうか!?もともと、人事政治と揶揄されたり、社会ルールよりも人との繋がりを大事にする傾向にあるのだが、『忖度できる』と言う意味は『面子が大きい』と表現され、『あの人に頼めば、何でも出来る』というどちらかと言うと、良い意味に捉えられている様だ。また、『忖度できる人になりたい』と言うのが、中国人の憧れであり本音の様である。

ある日、ある部品メーカーの駐在員の方と飲む機会があり、彼が言うには、『うちの中国人社長は、接待費を売り上げの6%も使う』と言い始めた。6%と言うのはとんでもなく大きな金額である。更に聞くと『高級料亭や高級クラブで接待し、手土産に5千元とか1万元(7.5〜15万円)など現金を包んだりすることも常套手段である』らしい。まるで時代劇の様な話が、今も現実に行われている様である。とうとう彼の会社の日本の本社から接待費に対して、お咎めがあったらしいのだが、『それでも仕事は取ってくるんだよなあ~。』と彼は呟きながら悩んでいる様である。

私が彼の立場ならどうするだろう!? 私の好きな言葉の一つに『郷に入れば郷に従え』があるのだが、接待費を抑えて、仕事が減るのと、今の越後屋的な接待費を使いながら仕事量が維持、もしくは増える事を考えると、個人的には後者を選択するだろう。私も越後屋になれそうであるwww。

コメント