事務所で『ヌーハラ』!? 悪くはないけど…なんとかならない⁉︎

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匂い、スメハラに苦しむ三人の女性OL
あなたも知らないうちに加害者かもしれない!? (写真提供:ぱくたそ)

現在にはいろんな『ハラ』がある。パワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラ、カスハラ、スメハラ、アルハラ…一般的に定義されているものは30以上あると言う。何でもハラを付ければいいというものでもない様に思うが、定義されなければ解決策も見つけ難いのも道理なのだろう。最も有名なのは『ストーカー』であろう。昔は定義されていなかったので、苦しんだ被害者が泣き寝入りするケースが多かったと言う。こういったハラシリーズは、ストレス社会が産んだ産物かもしれない。

今回の話は『ヌーハラ』についてである。ヌーハラとは、ヌードルハラスメントである。文字通り麺類などを啜る時に発生する音の嫌がらせのことである。私は学生時代の時から、人の噛む音、すなわち咀嚼音がとても苦手であった。とても仲の良い友達には、一度注意をした事があるが、それ以降、仲間内で逆手にとられて、ワザとガムなどを大きな音で噛まれて、からかわれる様になってしまった。逆効果であったwww。

中国に来たばかりの頃、事務所で早速、クチャラーが気になってしまった。元々咀嚼音が大きい事は知っていたが、事務所の中で実際にそういう目に遭ってみると、耐え難いものがある。ガム、お菓子、お茶を啜る音、また、湖南省名物の『檳榔(ビンロウ)』と言われる覚醒作用のある噛みタバコの一種で、液体に漬けられた大きめの種をしがむのである。静かな事務所に響き渡る『クッチャ、クッチャ…』という大きな音。ワザとじゃないか!? と思うような音であるが、周囲の皆は気にも留めない様子…本人には全く悪気がない。さすがに、こればかりは注意することができないのである。

とある日、女性スタッフの一人が、事務所の仕事机の横のゴミ箱を下にして、リンゴを剥き始めた。剥き終わると、そのリンゴを『シャリ、クチャクッチャ、シャリ、クッチャクッチャ…』と食べ始めるではないか⁉ 静まり返った事務所に響き渡る…日本でもガムや、出張者から貰う手土産など食べる事はあるが、どれも、乾きものであったり、一口で食べることができるものが一般的である。『リンゴって…汁もあるし…ナイフも使うし…』初体験で、とても驚いたのを今も鮮明に覚えている。

最初は驚いたが、その後もブドウ、スイカ、ミカンなど、続々と続くものだから、果物が豊富で、日々食べる習慣のある中国では、当たり前の光景である事も理解出来るようになった。ところ変われば…を実感した出来事であったのである。

こういったハラスメント問題はとても難しい問題である。こう言う私も、全く気付かない内に加害者になっているかもしれない。最優先で注意しなければならないのは、スメハラとスモハラであろう。要するにオヤジ臭とタバコ臭である…

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