水くさい!「親しき中にも礼儀あり」は日本文化である事を自覚しよう!

交流感覚
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中国親友同士の乾杯風景
中国語で親友は「好朋友(ハオポンヨウ)」という。その関係を築くのは、とても長い道のりだが、一旦築き上げるととても強固なものの様だ。

日本には『親しき中にも礼儀あり』ということわざがある。いくら仲良くても、礼儀をわきまえるべきという意味である。すごく当たり前で意味など考えた事すらなかったのだが、ある日、中国人スタッフとこの話で盛り上がった。その会話の中で、驚くべき事実が分かったのである。

スタッフ: 『日本はとても仲の良い友達でも、お礼を言うのでしょ⁉』
俺:    『当たり前じゃん。親しき中にも礼儀ありって言うんだよ。』
スタッフ: 『中国はそうじゃないよ。とても仲のいい友達にお礼を言ったら反対に他人行儀になって、悲しい意味になりますよ。』
俺:    『え~ッ⁉そうなの?なんだか腹立たない?お礼の一言もないのか⁉って‼』
スタッフ: 『全然。だって、親友だったらお互いに何かしてあげるのは当たり前でしょう。当たり前の事をして、お礼なんて言われたら親友ではない感覚です。あ〜、まだ私は親友と思われてないんだ…って。』

というような会話であった。日本的に言うと『水くさい』であろう。なんとなく良く似た事例で、日本特有の『遠慮の塊』のような類いが個人的には大嫌いである。相手に食べてもらうのが礼儀とばかりに、1時間も2時間も一つだけ残す文化… お互いに気を使うか、お互いに気を使わないかの二者選択なのであろう。もちろん、気を使わない方が、いい様に思うが……

このように『お礼を言わないのが親友の証』的な感覚には衝撃であったが、一理ある様に思う。我々がこのような感覚になるのは難しいが、非常に勉強になった。聞いていなければ、お礼を言わない中国人に腹を立ててしまうところである。我々の常識はところ変われば全く意味が違ってくる事を痛感した出来事であった。これからは『お礼を言われなかったら、親友と思われている』と思うようにしようではないかwww。

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