中国の悪徳タクシー‼︎ 逃亡失敗!胸ぐら捕まれ…

騙され話
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タクシー逃亡劇の様子。太っちょの友人が悪徳タクシードライバーに胸ぐらを掴まれている。友人2人は逃げ切り、遠くから警備員が一部始終を見ている。さあ、あなたならどうする⁉︎
タクシー逃亡劇の様子。太っちょの友人が悪徳タクシードライバーに胸ぐらを掴まれている。友人2人は逃げ切り、遠くから警備員が一部始終を見ている。さあ、あなたならどうする⁉︎

上海タクシー事情

皆さんが思っているより、比較的安全な中国。普段生活をしていても、危険という観点では、ここが外国か⁉ と錯覚を起こすくらい、危ない目に合う機会は少ない様に思う。稀に騙されることに遭遇するのは、やはりタクシーが一番多いであろう。世界的な商業都市上海といえど、交通の便は、東京などと比べると月とスッポンくらい差があり、地下鉄も発達しているが、まだまだ地下鉄だけでは行けない場所がいっぱいある。よって、バスやタクシーを使う頻度は非常に高いのが現状である。飲み歩きとなると、もうタクシー一択であろう。

騙されるといっても、タクシー料金自体が日本と比較しても激安。初乗りは一般的なタクシーで14元(210円)程度で、これでも地方都市と比べて高いのだが、1時間乗車しても大体150〜200元(2250〜3000円)である。また昨今、滴滴(ディーディー)というタクシー予約アプリの利用者急増で、タクシーがかなり捕まりにくい傾向にあり、白タクも多いのだが、料金も安いこともあり白タクが来ても乗ってしまうのが現状である。詳しい白タク対策は(”ぼったくりタクシー対策まとめ”https://www.china-aruaru.com/dummy-taxi/ ”をご確認頂きたい。

悪徳タクシーからの逃亡劇の一部始終

ある日、大勢での飲み会が終わり、同僚4人で2次会の店に向かうため、タクシーを捕まえて乗車した。運転手に行き先を伝え、無言で出発。上海で無言で発進するということは”了解”を意味するので気にもしなかった。

酔っていたので皆で日本語で大きな声で雑談していた。15分くらい走っただろうか!? 本来ならもう目的地に着くはずであったのだが、全く知らない高速道路を走っていることに気付く。『おい、行き先分かっているのか⁉ 』と聞くとまだ無言で走り続ける。『あ~やられた!』と思い『高速をすぐに降りろ‼︎ 』と指示したが、メーターが驚くくらい高い料金を示している。138元(2000円程度)である。大体1時間くらい走った料金…。高速を降りて、すぐ路肩に停車させたのである。

皆で『こんなボッタくり、支払う必要はない‼ 皆で逃げよう‼ 』という事で、後ろ席の3人が先に車から降り、助手席の同僚が支払うふりをして、最後に逃げるという手筈にした。後部座席の私は、助手席の同僚に『頼むよ‼ 』と声を掛け、急いで車から離れたのだが…

助手席の太っちょの同僚は、車の横すぐのところで、運転手に捕まってしまった。同僚は胸ぐらを掴まれて、壁に押し付けられ、何やら大声で文句を言われているではないか⁉ 私はすぐさま、運転手の胸ぐらを掴み、力任せに振り回し続けたのである。3人でもみ合いながら、私は『いくら欲しいんや~!言ってみろ!? 』を連呼していた。因みに、後ろに乗っていた残り2人は、遥か彼方まで逃げ切っているwww。

冷静に状況をよく見ると、運転手は振り回されながら、携帯電話でなにやら救援を頼んでいる… 路肩横の駐車場の管理人が一部始終を見ている…『ちょっとヤベェな… 』と思い始めていた頃…

胸ぐらを掴まれていた太っちょの同僚がボソッと『俺、払うわ…』

関西人はこれだから・・・

結局、お人好しの同僚が100元程度多めに支払って終わったのであるが、その同僚が一言…『100元で一生使えるネタが出来たからイイやろ…』その通りである‼‼ 一生忘れない出来事となったのであるwww。

今思えば、太っちょの彼も私もコテコテの関西人。こういう憂き目に遭っても”おいしい”と感じてしまう気質であるwww。

もうかれこれ何十回と、この話に尾ヒレ羽ヒレをつけて酒の肴に使わせていただいているのは言うまでもないだろうwww。

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