格差社会の中国だが、人口の割りに犯罪は少ない⁈かなり安全な中国の怪

政治
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上海の防犯カメラ
街の至る所にある防犯カメラ。交通警察は交通違反者を追いかけずに防犯カメラ頼みである。

中国のあちらこちらで、怒鳴りあう人々を見たり、順番抜かしをしたり、地下鉄の椅子取りゲームの様な取り合いなどを見ていると『我が道を地で行ってる人が多い』と思ってしまう。また、拝金主義であり、地域所得格差などを考えると、犯罪の温床の様になってもおかしくないのだが、なぜか人口の割りに犯罪が少ない様に思えてならない。

とある上海在住のスタッフにその理由を聞いてみた。彼の話によると理由は2つ。1つは防犯カメラの多さであり、すぐに絶対捕まるという事、2つ目は拘置所などで、警察から何されるか分からない恐怖であるという事であった。言われてみれば、確かに防犯カメラはとても多く、交通警察も交通違反者などは追いかけず、防犯カメラ頼りである。また、烈火の如く怒鳴りあう姿は星の数ほど見たが、7年間で一度も殴り合いに発展したケースは見た事がない。これも尋ねると、手を出すと警察沙汰になり、これを避けるためだという。う~ん、なるほど‼ また、驚くべきことに、口論を大きな声で演出する事により、周囲の人に自分の正当性をアピールすると共に周囲の人々にどちらが悪いかジャッジしてもらうのが目的らしい。日本人には全く理解できない発想である……。

要するに、防犯カメラと警察、、、両方とも政府機関=共産党の厄介にだけはなりたくないという意識が高く、お上に逆らう様なことはしないという事なのだろうか!? ま、理由はさておき、とても安全な中国である。夜道も女性一人でも歩けるし、暴行を受ける事も、もしかしたら日本より少ないのでは!? と思うのである。

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