毛沢東を崇拝する習近平
ここ最近、傍若無人の振る舞いが目立つ様になった習近平であるが、毛沢東を崇拝していると言われている。毛沢東と言えば、文化大革命が代名詞であり、稀代の暴君で有名なのだが、習近平はその再来と言われているのである。どれだけ崇拝しているが、下記記事の抜粋を一読してもらいたい。
2019年9月30日、建国70周年記念日の前日、習主席はなんと、最高指導部の面々を率いて、天安門広場にある「毛主席記念堂」を参拝したのである。鄧小平の時代以来、共産党最高指導部の人々が毛沢東の遺体を安置しているこの記念堂を参拝するのは普通、毛沢東誕辰(誕生日)100周年や110周年などの節目の記念日に限ったことであって、建国記念日に合わせて参拝した前例はない。習近平指導部による、上述のような前例破りの行動には当然、特別な政治的な意味合いが込められているはずだ。要するに習主席はこの行動をとることによって、自分と自分の政権は今後、まさに毛沢東路線へ回帰することによって内憂外患の難局を打破していく意志であることを内外に向かって宣言したわけである。 iRONNA”なぜ習近平は毛沢東の「暗黒時代」に戻そうとするのか”より引用(https://ironna.jp/article/13524?p=2)
如何であろうか!? かなりの入れ込み様が伺えるのではないだろうか。年代も調べたら、毛沢東国家主席時代、習近平はちょうど中学生時代、思春期真っ盛りの多感な時期である。また、習近平は、二世議員に当たる太子党であり、いわゆるボンボン、その当時の政治風情を忠実に守る様に教育を受けていたはずである。それらを複合的に考えると、毛沢東信仰も当たり前といえば当たり前の様にも思えるのである。
広東省の農村部で見た衝撃風景
広東省のある農村へ出張に行った時の出来事である。農村といっても、全て畑というわけではなくて、ある一点のエリアには八百屋、精肉店、商店などが集中していて、必要最低限の生活が出来る環境が整っており、周辺の農家がそこまで、毎日買い物に行くような場所である。
ちょうど春節前だったか、そのような農村の中心地をブラブラしていると、未だに毛沢東の大きなポスターが売られており『もう50年近くも経つのにアイドル並みの人気だな~。ただのハゲたオッサンなのにwww』などと思いながら、とある商店の軒下を除くと、毘沙門天?の様な神様と同レベルの高さで、毛沢東のポスターが張られているではないか‼(右側写真参照) 注意してよく見ると、5軒に1軒ぐらいの割合で、毛沢東のポスターが張られている。お~~っ‼ 未だ凄い人気である‼
では、今の庶民は習近平と毛沢東のどちらを信じてるのかなあ〜?と思っていたら、ある理髪店の奥の天井付近に、毛沢東と習近平のポスターが並べて張られていた。よ〜く見ると、毛沢東のポスターの方が、少し高く貼られている‼‼ 絶対にワザとである‼ (左側写真参照)。どうもここ広東省の農村部では、未だに習近平より毛沢東を崇拝している様である。
習近平と毛沢東どっちが偉い?
我々スタッフは全員、都市部在住であるが、習近平と毛沢東はどっちが上か⁉ と尋ねてみたら、どうも都会人は毛沢東は良くない事をした人と認識されているらしい。(スタッフは皆、なんとなく明言は避けるのが面白かったwww)しかし、一部の農村では未だに毛沢東は根強い人気を誇っていることを知り、当時の農民にとって、都会人と同じ扱い若しくはそれ以上の扱いを受けることができた毛沢東に、感謝見たいなものを感じているのかも知れない。もっとも多くは文化大革命時代の洗脳であろうが…。
また、この様に習近平独裁時代において、毛沢東を崇拝することは許されるのだろうか!? と考えがちだが、習近平が崇拝しているのだから容認されている様にも思う。反面、江沢民や胡錦濤のポスターなどは一枚も見たことがないので、それを裏付ける証拠となるのだろう。
これから30~40年後には、習近平のポスターがバカ売れするのだろうか⁉ 今のうちに私も一枚買っておこうかなwww。
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