中国で突然見ていたテレビが真っ暗に!『不利なものには蓋をしろ!』的な発想

政治
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突然テレビ画面が真っ暗になる
突然TV画面が真っ暗に。10秒ほど続く。

皆さんはご存じだろうか⁉ 中国にはネットやTVを日々監視して、政府の不都合な映像や発言、記事などがあると、削除されるのを。習近平がくまのプーさんや、ドラえもんのジャイアンに似ているとして、削除されているのはちょっとした笑い話である。そのチェックマンは実に4,000人以上と噂されているが、誰も本当のことは分からないのである。

私が出張中で、中国のローカル放送の一つでNHKを見ていた時の話である。ちょうど、香港と中国の間で、犯罪者引き渡し条例の件で、デモや暴動が起きているニュースであった。事前にYahooニュース記事などで、知っていたが、学生が香港警察に撃たれたそうである。まさにその時、TV画面は学生が警察に抗っている映像で、バン‼ となった瞬間にTVの画面は真っ暗になったのである。そのまま10秒ぐらいだろうか、真っ暗……次に現れたのは報道デスクになり、何事もなかった様に報道をつづけるのである。誰でも想像できるが、発砲シーンの映像を見せない工作である。NHKを視聴を習慣化している同僚なんかも、『昨日またあったねぇ~』などとよく話している。良く似た話で、列車脱線事故を埋めた事件も有名ではなかろうか。『不利なものには蓋をする』という考え方が定着している様である。

このような事は中国あるあるで、本当に日常茶飯事で起こっており、もう驚くことは少なくなったのだが、チェックマンはどのようにして、四六時中こんな映像、記事などを確認しているのだろうか…。本当の真相は、まだまだわからない事だらけの中国である。

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