白酒なんて無くなればいいのに・・・されど白酒は歓迎の証・・・

酒あるある
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中国のコップ一杯の白酒
白酒(バイジョウ)中国特有のお酒。度数が48〜52度とテキーラ並み。

白酒(バイジョウ):中国発祥の蒸留酒。コーリャン(高粱)、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモなど穀物を原料にしており、中国特融のお酒である。最も高価で有名なのは、貴州省の茅台(マオタイ)であり、市場に出回っている90%はニセモノと言う噂もあるくらい希少価値が高い。五粮液(ウーリャンイエ)も高価で有名だが、しばしば飲む機会がある。そして何といっても、アルコール度数が高く、48~52度が一般的であり、独特の甘ったるい匂いがある。高価になればなるほど口当たりが良く、飲みやすいのだが、いかんせん、アルコール度数が高すぎて、それを一気飲みをする文化だから、美味しいなどと味わっている外国人がいるのか⁉ と思うほど、個人的には避けて通りたいお酒である。

もうかれこれ中国に来てから、何回記憶が飛んだだろうか⁉ 数えきれないほどお酒で記憶が飛んでいる。非常に危険である事は重々承知しているのだが、どうしても避けられない酒の席…危険を察知した場合は、素面(しらふ)のスタッフに『今日は潰れるから頼むね』と事前に介抱をお願いするのである。基本的に相手にとって、我々は外国人、かっこうの的となり、集中砲火を浴びせられる事が少なくないのである。こんなことを繰り返しているとタイトル通り、白酒なんて無くなればいいのに…と心底思ってしまうのである。

と嫌嫌づくしの白酒であるが、高価なお酒であるのも事実である。500ml、1本で日本円で4万とか、2万とかするのもある。それを場合によっては、8本など提供して頂いているのである。ある先輩は『昔は貧しくて、白酒なんて滅多に出てこなかったが、最近では裕福になってよく出てくるようになった』と語っていたのを思い出した。良い悪いは別にして、この時思ったのは、やはり『もてなしをして頂いている』という事である。余る料理もそうだし、高価なお酒もそう、場合によっては手土産も…と考えると、嫌嫌づくしの白酒に対する考え方を改める必要もありそうである。

極々たまにではあるが、日本の出張者と一緒に、このような場面に出くわすと、お酒を進められて、本気で怒る人がいる。気持ちが分からないでもないが…もう少し大人の対応をしてほしいと思うのである。『裏にはこんな背景もあるんだよ』と言いたいところである。

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