中国歴史から紐解く!20〜40代の年代別消費意欲の傾向を読む‼︎

経済
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中国の受験風景
一人っ子政策以降に生まれた若者を小皇帝(シャオ・ホァンディ)と呼ぶ。景気停滞と受験戦争の板挟みでプレッシャーは大きい。

長年、市場調査やユーザーインタビューをしたり、スタッフと交流を深めてゆくと、なんとなく年代別に考え方が違うのに気付くのである。こんなのは日本も当たり前にあるのだが、やっぱり、どの国も最終的には歴史背景からくるものだと思う。私の分析からくる年代別消費意欲の傾向を記したい。

面子の40代:毛沢東の文化大革命などの社会主義から、急に鄧小平の高度成長によるジェットコースターの様な時代背景からくる我先文化を体験し、学はないが、とにかく金持ちになろうという意識が強く、収入も安定して来た為、所有感優先や成金主義になってしまう。よって、面子を張れる物には金を掛ける傾向にある。

イケイケドンドンの30代:高度成長期真っただ中に誕生。親もそこそこ裕福でネットも幼少期からある年代。親が学がないのに劣等感を感じている為、是が非でも大学に入ってもらう使命に燃えざるを得ない幼少期を過ごす。加えて一人っ子政策も重なり、物も自由に与えられて育った環境の中で培われたのは、いいものを手に入れるといった物欲であり、高いものを購入する傾向にある。結構金に糸目をつけず購入する。

慎重の20代:高度成長に少し陰りが見えた時代(ニューノーマル)に生まれた世代。携帯や、大学卒が当たり前の時代。大学を卒業しても就職がない(アリ族)などが生まれるぐらい高度成長とは違った側面が背景にある。また、日本と同じように草食系男子なども多い世代である。一人っ子政策による男性過多の時代で、不動産や物価は高騰し、結婚はおろか生活にもプレッシャーを感じる世代である。こういった時代背景から培われたのは、ITを使い世界中の情報を精査して、本物を選ぶ選球眼であり、本当に良いものを慎重に見極め、お金を掛ける傾向にある。

このような推測をスタッフや同僚と話をしたら、大体その様に感じる事が多いとの事であった。これはあくまで推測の域をでないが、人間誰しも、生まれてきた環境に左右されるものである。あながち間違いではないのではないだろうか!? 信じるか信じないかはあなた次第であるwww。

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