中国の乗物の豊富さにびっくり!? 河南省の片田舎で見た風景

経済
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河南省の交通乗り物12種類の写真。車、バイク、電動車の写真。
河南省の片田舎で撮影した乗り物。一つのエリアで、これだけの豊富な種類を見かけたことはない。

2025年 全てEV化

今やIT先進国の仲間入りとなった中国。5Gや電子決済など、世界と肩を並べて切磋琢磨している昨今を見ていると、『世界の工場』などと言われていた時代の面影はもうない。給料も不動産価格も年々増加し、国内独自の電子決済システムで、携帯一つで生活ができる世界を作り上げている。モーター産業でも例外ではなく『2025年には全て電動化(EV化)』を掲げ、EVで世界を獲ろうと本格始動し始めた様である。

河南省の豊富な交通乗り物の背景

河南省の片田舎で見た、乗り物の豊富さにびっくり仰天する事になるのだが、なぜ河南省の片田舎で豊富な乗り物が存在するのか!? その背景を探ってみる事にした。

我々が一生で使う乗物と言えば、何種類であろうか!? 三輪車から始まり、自転車、スクーター、車と続くのが一般的だろうか?せいぜい3〜5つぐらいであろう。また、日本では、それくらいしか選択肢がないのも事実である。

中国の場合はどうだろうか? 昔は大量に自転車が走っているイメージだった人も多いと思うが、今やEV化が他国に比べても発達しており、豊富な選択肢を可能にしている一つの要因である。加えて、政府がEV化を推奨していることもあり、規制が緩いことも後押ししている。(今後は運転免許やヘルメット、保険など規制が厳格化される)

また、河南省といえば、上は北京、下は広東に挟まれ、北と南の文化も入り混じっているような省である。ほぼ平野で、坂道も少なく、だだっ広い平坦な道路が特徴的である。こういった文化が入り混じっているエリアは許容性が高い事と、広く平らな道路ある事、パワーのないEVでも、生活に困らず、乗物の選択肢として成立する要因の一つであると想定する。

その他、裕福でせっかちな都市と、貧乏でのんびりしている農村の入り混じった中間エリアである事も豊富な乗り物が共存している要因のひとつであろう。

もしかして、世界で一番かも⁉︎

私は市場調査で、色々な地方を飛び回っており、ある程度の交通乗物は見てきた自負はあるのだが、河南省の片田舎で見た交通工具の豊富さにはもしかして『世界で最も乗物の種類が多いエリアではなかろうか⁉』と思わせるような光景であった。

車、大型バイク、スクーターに加えて、電動4輪、電動3輪、電動スクーター、電動自転車が入り混じって走っている。それも様々な形や装備の違う車種も様々。スピードも性能も違う種類の乗物が入り混じっている為、スピードは15㎞/hぐらいで止まりそうな勢いである。我先文化で、前の車優先である為、一番遅い乗り物のスピードに合わせるしか無いのである。信号のない交差点でも、誰も止まらずに上手~く交差していく様子は圧巻であるwww。

『こんな内陸の河南省の片田舎に、『もしかしたら世界で一番多い交通乗物が走っているエリアがあるなんて!!』自分でも信じたくないが、他国や中国国内の他の省に比べて非常に多い種類が存在しているのは確かである。恐るべし‼ 河南省‼ である。

余談であるが、日本で発売したら、間違いなくバカ売れしそうな電動車がいっぱいあるwww。一台欲しいなあ……。

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