IT超先進国‼携帯ひとつでなんでも叶う⁉まるでドラえもんの世界⁉︎

経済
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携帯決済
いつでもどこでも携帯での支払いが当たり前。財布を持たない人も少なくない。

今や5GでIT世界の覇権を狙う中国。あらゆるところで携帯決済が当たり前となっている昨今。私はIT音痴で、ましてや銀行口座と連動した携帯支払いなど、怖くて怖くて『いつもニコニコ現金払い』(ちょっと古いか…)を時代に逆行して実施していたのである。というのも外国では(クレジットカードだが…)スキミングをされて、銀行預金が全て下ろされて、保険会社から補填されるという事例を複数筋から聞いており、中国ももうすぐそのような犯罪が横行するだろうと思っていたからである。そのような私が今や年に数回しか財布を開かない状態になってしまった。。そう‼ 便利すぎるのである‼‼

中国の携帯決済は主に2つ”Wechat Pay”と”支付宝 Alpay”である。どのように使うかというと、一言で言うと『全て』である。飲食店、コンビニ、散髪、スーパー、タクシーなどなど。驚きなのは露店の1元,2元(15円,30円)の屋台まで、それで支払いが出来るのである。また、居酒屋などで割り勘する時、友達登録している幹事が一括でお店に支払い、その後、その友達にWechatで割り勘分を払うといった、かゆいところに手が届く様になっている。もはや居酒屋で財布を使う人も少なくなっている。しかも銀行手数料は一切無し。この間タクシーに乗った時でも、現金で支払おうと思ったら、『おつり無いからWechatで支払ってくれ!』だって…

今どきの若者の生活を聞いてみても、買い物も携帯、ゲームの課金も携帯、デートの映画館予約も携帯、出前も携帯…もう家から出なくても全てが叶うドラえもんの様な世界なのである。

今、政府が電子決済を推奨している。良くうわさで聞くのが、電子決済の情報は全て政府に監視管理されているという事である。民間企業も政府とタッグを組み、その情報を利用しているのである。こうなるとおのずと政府の思惑が透けて見えてくる。一つは脱税防止である。重慶など特にそうだが、露店や小口料理店など星の数ほどあり、おそらく税金は払っていないだろう。もう一つはパーソナル情報取得であろう。有事の時には政府、警察などに情報は筒抜けになるのは、火を見るより明らかである。なかなか狡猾で頭のよい政策だと思うが、個人情報保護の観点はいずこへ…。

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