勘弁ならない‼︎ 日本の廃棄野菜‼︎ 秀逸な中国の方法を見習うべき

生活あるある
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中国の野菜、果物売り場
中国の一般的な野菜・果物売り場。全て量り売りで激安。お客自ら良品を選ぶ。

日本の廃棄野菜の現状

日本の規格外大根。大きくなりすぎて処分される。
日本の規格外大根。大きくなりすぎて処分される。

日本の規格外野菜の廃棄量は年間200万トン以上規格外野菜の正確な廃棄量はわかっていないが、農林水産省のデータから算出したデータでは『200万トン~250万トン、割合としては総生産数の19%~25%前後』が規格外野菜の廃棄量と推察されているそうだ。

また、以前日本のTVで、洪水で出荷前の箱詰めされた野菜や果物を廃棄しなければならないと、生産者が嘆いているニュースを見た。数百キロという量である。これを見た私は『たかが水に浸かっただけでしょ。どうせ洗って使うのだから問題ない‼ 日本人は潔癖過ぎるのでは⁉ 』とTVの前で一人で憤慨してしまった。

スーパーのパックにサイズが合わないというだけの理由で、大きくなり過ぎた野菜、形の悪い野菜なども破棄するという考え方自体、本末転倒である。もったいないお化けが出てしまうだろう‼(ちょっと古いが…)農家を目指す若者が減る訳である。

また、以前、某番組で『もったいないワタベ』(不祥事で、なくなってしまったが…w)という廃棄野菜を再販売するといった企画が大人気だった。私も好きな企画だったのだが、皆考えていることは同じの様である。

中国の野菜売り場の現状

中国本場の一般祝である回鍋肉の肉は結構少ない。
中国本場の一般祝である回鍋肉の肉は結構少ない。

中華料理というのは、油というイメージが強く、食べ過ぎると太る思われがちだが、実際の具材をよく考えてみると、8〜9割程度は野菜なのである。チンゲン菜、回鍋肉、酢豚、青椒肉絲などなど…良く思い出すと殆どが野菜である。だからあれだけ食べても太っている人が少ないのか⁉ と思うのである。野菜の扱いに関しては、どうも中国の方が少し先輩の様である。

山積みの野菜から、自ら選んで購入する。その後は計り売り。
山積みの野菜から、自ら選んで購入する。その後は計り売り。

中国でローカルスーパーに行くと毎回目につく事がある。全ての野菜や果物は、量り売りなのである。種類も日本の倍くらい豊富、しかも激安‼ 野菜などは袋いっぱいに詰め込んでも、10元以下(150円以下)。皆さん、『出来るだけいいものを‼︎』と意気込み、猿の豆拾いの様に真剣に選ぶのであるwww。

中国の秀逸な仕組みとは⁉︎

昨年、中国 “食べ残し禁止”法が可決となり、 客に処分費用の請求可能になったのだが、これは面子の世界であり『食べ残すのが礼儀』とする文化が影響していた。この文化の改善には大賛成であるし、ようやく実施した感も否めないのだが、これからに期待しよう。

話を戻すが、この量り売りだが、中国人の気質にとても合っている。大きな山積みされている中から、自分自ら良品を選んで、袋に詰めてゆく。『私は良品を選べる目利きだ!』という面子をくすぐられるのに加えて、自分で選んでいるから、後から傷んでいた事に気付いても、面子が邪魔をして、クレームを言い辛い仕組みであるwww。(それでもクレームはあるらしいが……www)

そして、山積みの中からお客自ら選別させて、残った形の悪いものや傷んでいるものだけを破棄すればいい。また、こうする事によって、生産者がサイズを選別する労力や設備投資、パック費用、リサイクル費用など、人件費や経費も大きく削減され、消費者にもっと還元できるであろう。そう考えると、この中国の量り売りは、実に合理的で秀逸である‼ 最終的には環境問題や資源問題、少子化による労働力不足問題にも配慮ができるのである。

この様に日本と中国のギャップを見ていると、『日本もこの方式を早く取り入れるべき‼』 と声を大にして言いたいのである。形が不揃いでも、パックに入っていなくても、味は同じ、洗って使うのだから、目をつぶれば良いではないか…この合理性を逃しておくのは、もったいなく感じるのは私だけだろうか⁉

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