中国の名物!? とても多い車の接触事故‼︎その処理の実態を追う‼︎

生活あるある
スポンサーリンク
中国での車の接触事故現場写真
非常に多い中国の接触事故。高速道路であろうが、道路の真ん中であろうが、接触したまま現状維持するので、更なる渋滞を巻き起こす。

中国で長らく生活していると、毎日のように遭遇するのが、車の接触事故である。我先文化なのと、運転技術は高くないので、事故るのも頷ける。また、明らかに存在する、先に走る車が優先の暗黙のルールがあり、いつ何時、どうなるか分からないので、お互いに警戒しながら走るため、スピードはノロノロであり、たとえ事故っても、車が大破するような事故はほとんどなく、接触事故となるのである。それはそれで、人体的には安全と言えるのだがwww。

その接触事故が起きたら、日本ではありえないくらい、渋滞が起こる。なぜかというと、接触した瞬間に、どこであろうと事故現場を現状維持するのである。たとえ、高速道路であろうと、道路の真ん中であろうと接触事故が起きたら、ぶつかった現状の状態のまま待機なのである。車線が使用できなくなってもお構いなし。警察と保険会社が来るのをひたすら待つのである。だから、とても小さな接触事故でも渋滞がすぐに起こるのである。一度上海から車で3時間の出張であったが、その日は1日で事故を4回見た経験がある。やれやれ…である。

過去に一度だけ、私自身の乗っている車が接触事故を起こしたことがある。広東省の都市部、4車線、トンネルを出てすぐの場所で、渋滞中に車線変更をしてきた車に、側面を擦られたのである。両者とも即座に車を降りて、接触場所確認をする。当然、車両はそのままキープ。4車線の内、中央2車線が埋まってしまった状態で、元々渋滞していたのに、更に酷い渋滞となったのは言うまでもない。

両者、現状をキープしたまま、携帯で電話、警察と保険会社との事。1時間くらい待ったであろうか⁉ 保険会社の担当がバイクで到着してから、その後に警察が到着した。それから、現場を確認し、ようやく車両を近くの交通警察機関らしき建物の駐車場に移動した。もうかれこれ2時間以上は経っていた。

そして、手続きを済まし、ようやく我々の運転手が帰ってきて、0対100で処理が済んだという。相手が100%悪いと言う判決である。ここで面白い事を言った。当然向こうが100%悪いという事だったのだが、その相手の彼は保険に入っていなかったので、こちらの保険を適応するという事。ん⁉ そんな事ありえるの?と思ったが、塩梅よくやるのかな⁉ とも思った。自分の保険の等級下がらないのかなあ〜? なんて思いながら、それ以上は聞かなかった。(自分の中国語レベルでは聞けなかったのが正しいのだが…) 日本の常識ではありえない対応である。

この様な手順で、事故処理はトータル4時間程度で済んでしまうようだ。当日の4時間は長いが、現物を見ながら判断するので、両者納得の上での即断即決である。日本の場合は、何日も掛かるだろうが、中国は事故までスピーディーであった。

それにしても、このような接触事故が、毎日毎日、日常茶飯事に起こっている中国……緊急対応が求められる業務であるだけに、交通警察も保険会社も、どれだけ大変なのであろうか!? 想像すらつかない。

コメント