ユニーコーン企業に見る中国的商売の発想とは!?Luckin Coffee・Helloバイク・小牛…

経済
スポンサーリンク
ユニコーン・中国ユニコーン企業
ユニコーン(Unicorn)とは、一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生物である。

ユニコーン企業という言葉を聞いたことのある人は少なくないだろう。評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業。「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業を指す。中国で普通に生活をしているだけであるが『もしかしてこういうのがユニコーン企業?』と思わせるような企業が、ふと視界に入ってくるのが中国の面白いところである。

ユニコーン企業の条件に当てはまるのか定かではないが、普通に生活しているだけで、ここ数年で急に見る機会が増えた企業を紹介したい。レンタル自転車のHelloバイク、電動車メーカーの小牛、Star Bucksに対抗しているLuckin Coffeeなどである。これらの企業はここ数年で、我々一般消費者の生活に自然に打ち解けていった様に思う。このとてつもなく広い中国で、短期間でこのように一般消費者に打ち解けるような状況を作るには、さぞかし、莫大な広告宣伝費や店舗投資をしているのだろう。などと安易に想像がつく。

そこで、小牛やLuckin Coffeeの決算書などをパラ見してみたら、やはり大赤字となっている。『そりゃそうなるだろう。先行投資だもんね』と思っていたのだが、とある時、一帯一路政策のニュースを見た。一帯一路とは中国からユーラシア大陸を経由してヨーロッパにつながる陸路の「シルクロード経済ベルト」(一帯)と、中国沿岸部から東南アジア、南アジア、アラビア半島、アフリカ東岸を結ぶ海路の「21世紀海上シルクロード」(一路)の二つの地域で、インフラストラクチャー整備、貿易促進、資金の往来を促進する中国政府の壮大な計画である 。このニュースでは、この道沿いのテナントを各国に売り捌いて、早々に撤退する様な商売形態を各国が見抜き始めたといった内容であった。

このニュースを見た時、普段身近に目にしているHelloバイク、小牛、Luckin Coffeeなどの企業の商売形態とが結びついたのである。中国的な商売とは、『垂直立ち上げ、先行逃げ切り、買収待ち?』ではなかろうか⁉『パッと投資して、パッと回収して、パッと次』的な発想ではなかろうか⁉と。この場合は赤字でも存続させる意思は薄いので、赤字分以上で買収が成立すれば儲かるのである。よって、一番の目的は『中国国内で知名度を上げ、企業価値を上げて、高く買い取ってもらう事』となるのである。これが第一目的であるならば、赤字経営も目を瞑れることになる。もっともキャッシュフローが回ればだが…。

そう思った背景には、もう一つ理由がある。商標登録問題である。例え話で言うと『令和』と言う年号である。日本で決まった瞬間に中国国内で『令和』という文字の商標登録があっという間に申請される。そして、日本企業が中国国内でその文言を使いたい時には、もう既に登録されているという現象が起こるのである。使うには『使用権料をよこせ!』か『買い取れ!』という交渉に持ち込み、儲けるのである。この『令和』はたとえ話だが、こういう事例は五万とあるのである。

人口14億人、経済発達が著しい今、チャイナドリームは無限に転がっており、スピード重視と拝金主義的なところもある中国である、意外と的を得ているような気がするのは私だけであろうか?! 半面、企業を存続する事を第一と考える日本人の発想では到底太刀打ちできない商売人に徹する凄さが秘められている事も明記しておこう。企業という価値観の根本的な思想・思考が違う様に思うのである。

長々と偉そうに専門家の様に書きましたが、あくまで個人的主観ですので、悪しからず。

コメント