中国の結婚事情 3000万人の男性過多⁉︎ 結婚までの長い道のり

経済
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中国の結婚事情。結婚式の写真。
中国で結婚するには様々な乗り越えなければならない壁がある。その乗り越えた先の結婚は苦労が報われる瞬間である。おめでとう〜‼︎☺️

中国では出生コントロールが出来るの⁉︎

中国では36年間続いた一人っ子政策の影響で、若者は女性に比べ男性が圧倒的に多く、24〜40歳の男性は同世代の女性より3000万人以上多いと言われている。これは推測だが、未だに男尊女卑の風習も根強く、家督を継がすために男子を欲しがったためと、とても親子の絆が強い中国で、嫁ぐことのない男子を産むことで、自分たちの老後の心配を解消したいという親たちのエゴから生まれた顛末なのだろう。

噂で聞いた話では、医療により男女が産み分けすることが出来るらしい。また一人っ子政策により、二人目はかなりの金額を支払わなければならないため、一人目に女子が生まれた場合、戸籍を登録せず、二人目にチャレンジするケースもあるという。実際に一人っ子政策が終了した後のニュースだったが、戸籍のない高校生ぐらい?の女性が戸籍取得を求めて、政府に訴えるというニュースを見たことがある。とても日本では考えられない様な現状がある様である。

また、少数民族はこの一人っ子政策の対象外であり、田舎に行った時など、集団で走り回る子供たちをよく見かけることがあり、やはり少数民族であった。詳しくは知らないが、そのほかにも少数民族に対して優遇政策が多いらしく漢民族が反対に不満を持つといったケースもある。日本のニュースではウイグル自治区など迫害を受けているというニュースが流れているが、私の訪問する沿岸部のエリアでは、少数民族の方がどちらかというとお金持ちの場合が多いという印象である。

話は変わるが、私が中国に来た当初、とても不思議に思ったことがある。たま〜にお酒の席で『俺、今お酒飲めない』といって、一滴も酒を飲まない既婚男性を見かけることがあった。周囲も無理に薦めない。当時は病気かなあ!?と軽く考えていたのだが、後々聞くと、子作りをするため『半年間食事制限により毒を抜く』らしい。お酒や脂身など極力食べないで半年過ごした後、子作りに励むといった具合で、医者からその様に言われるそうである。いかにも中国らしい事情だなあと思ったのを思い出す。

見聞きした噂や情報をざっくばらんに書いてしまったが、冒頭で書いた「3000万人も男性が多い」というネット情報も話半分に聞いていた方が良いだろうが、この男性過多という情報により、様々なビジネスも生まれているのも最近の結婚事情の様である。

焦る親たち、躱(かわ)したい息子の現実

「3000万人も男性が多い」という情報から、様々なビジネスや動きが顕在化している。息子を持つ親たちにとって、我が子の結婚事情は心配の種、自分たちの老後のこともあり、焦らない気持ちも分からないでも無い。せっかく苦労して大学まで行かせた息子の将来も考えれば、どちらかというと親たちの方が焦って真剣に考える傾向にある様だ。

そんな親たちの焦りと裏腹に都市部では、晩婚化が進んでいる。現在の親世代、特に田舎では、20歳そこそこで結婚するのが当たり前であるが、現在の都市部の平均結婚年齢は30歳オーバーとなっている。両親と息子の結婚年齢観の違いが10歳もあるのである。

私の知っている山東省出身で河南省で商売をしている若社長は両親が決めた16歳の時の許嫁と結婚している。昔はこの様な形が当たり前だったのだろうか⁉︎ こうすることで両親は安心できていたのだが、都市部へ大学・就職をしてしまった息子は30歳くらいで結婚するのが当たり前という概念が生まれても何ら不思議でもない。

こういった結婚観のズレから、息子が帰省すると、結婚に対して、家族のプレッシャーは半端なものでは無いらしい。家族の絆が強い中国では親の言うことはとても良く聞く印象であり、その親からの一言に気を揉む若者も少なく無い。親を安心させたいと言う気持ちも強く、ジレンマに陥るのである。

『レンタル彼女』の誕生⁉︎

こういった背景から生まれたかどうか定かでは無いが、このニーズをビジネスにしたのが『レンタル彼女』である。帰省中、仮の彼女になってもらい、両親のプレッシャーを躱すのである。日本でもあるはずだ。私はアニメで見たことがあるwww。

私は当然詳しく無いが、ネットで色々情報を集めて見たところ2014年⁉︎ 辺りからある様である。中国語で『租女友』(ズーニュウヨウ:借りる女友達)と言い、様々な情報があった。

中国のレンタル彼女情報。租女友。
レンタル彼女のネット情報をザッとまとめたが、あまりにも情報が多いため、ケースバイケースの様である。

ネットで『租女友』のレンタル料金について調べてみたが、あまりにも情報が多いので、実際に使ってみないと分からない様だ。同じ質問を中国人がしている情報もあったのだが、『300元〜30000元/1日で地域や時期や女性の容姿レベルにもよるので同じでは無い』と書いてある。実際にアプリに登録してみようと思い、途中までアプリに性別、居住区、年齢や収入などを登録してみたのだが、その付近の女性が検索され、マッチングされる様になっていた。最終携帯番号登録のところで、やめておいた。後から色々情報が送られて来そうだから…。

帰省について、別の内容を見ると帰省する前に契約書を交わす様である。『キスはしない』『一緒に寝ない』『お酒は飲まない』『家事は手伝う』といった感じ。それにしても中国の所得から言うとかなり高額である。都市部大卒初任給が6000元と想定すると2泊3日の料金と同等である。ここまでして帰省する息子の親を安心させたいと思う気持ちの現れなのだろうか!?

その他、日本でも最近有名になったマッチングアプリと同じなのかな!? よく知らないが、ショッピング、おしゃべり、食事、映画を見る、ディナーなど項目別に料金が分かれている情報もあった。30元/1時間、 300〜500元/1日。すごく面白いのが、その中に『キス1回/50元』という記載を見つけたwww。

昔は帰省にレンタル彼女を使用していた様であったが、最近は気軽に一緒に過ごしてくれる女友達として使用していると推測する。もちろん女性が使える男性バージョンもある。

焦る親たち!行動に移すべし!

昔からあることだが、公園などで見かける親同士の子供のお見合い相手探しである。私が中国に来たばかりの頃、ある20代後半の未婚女性スタッフに『彼氏いるの?』と聞いたことがある。(今、日本だったらセクハラになるのかな!?) その彼女の回答は『今、お母さんが探している。』という予想だにしない回答であった‼︎

中国の親同士の子供のお見合い相手探し。
中国ネット「百度」より拝借。親たちが子供のお見合い相手を探す場。

どの様な情報を交換しているかは定かでは無いが、ある程度は想像がつく。『学歴』『仕事』『年収』『資産:持ち家(エリアも)・車(車種も)』は間違い無く最重要項目であろう。親たちにとっては見た目よりそちらが重要なのは火を見るよりも明らかである。

昔日本もこの様であったと記憶しているが、今なお中国では公に頻繁に行われている様である。男性が3000万人過多と言われれば、息子を持つ親たちは、何かせずにはいられないのだろう。

さあ結婚!最後の壁か!? 両親にご挨拶

とても親族の絆が強い中国。両親はもちろん、祖父母までとても強い絆を築いている様に思う。どこの誰に聞いても、反抗期らしきものも聞いたことがない。親や祖父母の言う事は実直に聞くし、とても大切にしている様だ。孔子?儒教の教え?色々考えるが、普段目にするマナーの悪さからは考えられないくらい強い絆が存在し敬っているのである。

とある日、独身男性スタッフ2名と結婚について、話をする機会があった。収入が入ったら、入っただけ浪費してしまう彼らだったので、結婚費用の質問から発展した会話である。

tomosakari
tomosakari

『結婚費用とか貯めているの?』

スタッフA
スタッフA

『全然貯まらないですよ。生活で精一杯です。』

tomosakari
tomosakari

『じゃあ、結婚どうやってするの?両親に頼るの?』

スタッフB
スタッフB

『そうですね。家とか頭金を出してもらって…』

tomosakari
tomosakari

『そうか。だから同居とか当たり前になるのか~。じゃあさ、中国にも嫁姑問題ってあるの?』

スタッフA
スタッフA

『ありませんよ。だって結婚する時に両親に認めて貰わないと結婚出来ないですよ。』

tomosakari
tomosakari

『えッ!?両親が認めないと絶対結婚できないの?両親が反対したら破局するの?』

スタッフB
スタッフB

『そこはそうならない様にするんですよ!』

tomosakari
tomosakari

『じゃあ、向こうの両親に挨拶とか大変だね。結構重要だね。』

スタッフA
スタッフA

『そうですよ。結構緊張すると思います。』

tomosakari
tomosakari

『じゃあ、君らも向こうの両親に認めて貰えるようなイイ男にならないとね!』

この様な具合である。嫁姑問題がないというのは、彼らは経験がないから分からないと思うが、結婚となると両親の意見や同意がかなり左右されるのは事実の様だ。こういった背景からも、彼らは自慢できる面子になる何かが欲しいのかもしれない。

興味深い話がある。彼らの1人がネットショッピングで、クレジットを組んでまで買い物をしてしまうのだが、そのお陰で”プラチナ”という最高ランク?である。我々なら『ふ~んそうなのか』で済む話なのだが、もう一人のスタッフが『羨ましい~』と異常に羨むのである。最近ではこのネットショッピングのランクが社会的信用になるという話もあり、それで異常な羨み方をするのではないか⁉ と思わず考えてしまった。

加油!(頑張れ!)中国の若者たちよ!

色々見聞きした情報を書きましたが、中国で結婚すると言うことは、お互いにとても強い絆の親族同士の繋がりの中に飛び込むことになるので、簡単には行かない様だ。その為に男性は学歴や資産を示し、養えることを示めさなければならない。「結婚=持ち家」の文化・思想が当たり前の中、都市部の不動産価格は上昇し続けている。

また晩婚化が進む一方で、親たちからの結婚催促プレッシャーを巧みに躱しながら、彼女/彼を認めてもらい、持ち家の頭金を両親に出して貰わなければ立ち行かない最近の結婚事情の中で、益々軋轢を生じる場面も多くなるだろう。

加油!(頑張れ!)中国の若者たちよ!思わずエールを送りたくなる。特に独身男性へ‼︎ だな!

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